「辞書引き学習法」とは、主に、「国語辞典」を活用して学ぶ学習法と「漢字辞典」を活用して学ぶ学習法をさす。
国語辞典を活用する「辞書引き学習法」は、かな文字を習い始める小学校1年生から国語辞典を与えることで、日常生活における疑問や、子どもの生活上で登場するものやことを調べさせ、自ら学ぶ態度や自ら学ぶ学び方を習得させようとする学習法である。
また、漢字辞典を活用する「辞書引き学習法」は、漢字を習い始める小学校1年生から漢字辞典を与えることで、漢字の部首に着目して、漢字を調べたり、系統的に覚える学び方を習得させ、自ら漢字を興味を持って学ぶ態度や漢字を読み書きする力をつける学習法である。
「辞書引き学習法」は、付箋紙に、辞書で調べた言葉を書き込み、辞書にはさむというプロセスに特徴があり、小学校1年生の児童でも、数千枚の付箋を辞書にはさむようになる。
従来、学習指導要領上では、小学校3〜4年生からの指導することとなっていた辞典指導を小学校1年生から、しかも文字を教えるタイミングと同時に導入するというあまり例のない指導法であったが、『7歳から「辞書」を引いて頭をきたえる』(すばる舎)の刊行以来、全国各地で、小学校低学年からの辞書指導を行う小学校、塾、家庭などがあらわれるようになった。
中部大学現代教育学部教授 深谷圭助
- 1965年9月
- 愛知県刈谷市にて生まれる
- 1989年3月
- 愛知教育大学教育学部卒業
- 1989年4月
- 愛知県公立学校教員採用 / 愛知県刈谷市立亀城小学校 教諭
- 1998年4月
- 愛知県刈谷市立刈谷南中学校 教諭
- 2001年4月
- 名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士前期課程入学
- 2003年3月
- 同修了
- 2003年4月
- 同博士後期課程進学
- 2005年4月
- 立命館大学小学校設置準備室 室長補佐
- 2006年3月
- 同満期退学
- 2006年4月
- 立命館小学校 教頭
- 2007年2月
- 博士(教育学)取得
- 2008年4月
- 立命館小学校 校長
- 2010年4月
- 中部大学現代教育学部 准教授
- 2014年1月
- 非営利活動法人こども・ことば研究所 理事長
- 2015年4月
- 中部大学現代教育学部 教授
その他深谷先生の動画紹介
- 知らない子どもに、「ふせん」と言われました-笑
- すき焼き
- 辞書引き-笑
- 妻、長女、長男と次男(双子)
- 靴磨き、体を動かすこと
- 自宅の自分の部屋
- 読書とできるだけ、子どもと体を動かして遊んだり、一緒に勉強したりすること
- ハワイでサーフィン?
- 皆さんの役に立つ教育家になること。
日本を含む、世界の子どもたちに辞書引き学習を紹介し、学ぶことが大好きな子どもたちにすることです。
- イギリス、古い伝統的な文化と新しさガ融合する文化が好きです。イギリスは「辞書のふるさと」です。
イギリスに辞書引き学習を普及させることが夢です。